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スレート屋根塗装すべき理由についてご紹介

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こんにちは!事務の拵です!!

今回は、【スレート屋根塗装すべき理由ついて】ご紹介させていただきます(^O^)/

暮らしの皆様を守る大切なお家も年月と共にだんだんと傷んでいくのはご存知だと思います。壁面であれば、「ここが傷んでるなぁ」と気づくことができますが、屋根の場合そうはいきませんよね。

皆さんはご自分の家の屋根を見たことがありますか?また、ご自分の家の屋根が今、どんな傷みの症状を持っていて、その症状を直すためにはどんなメンテナンスが必要かご存知でしょうか?

■1.スレート屋根とは■

①スレート屋根は軽量で耐震性に優れた建材

スレート屋根の正式名称は「着色スレート瓦」といいます。メーカーによっては、コロニアル、カラーベストなどの名称がついていますが、すべて同じスレート瓦です。厚さが4.5㎜、内容成分は85%がセメントで、残りの15%が石綿で構成されています。

4.5㎜ととても軽量なため、建物への負荷が少ないので、地震対策にも非常に優れた建材であるといえます。

さらに、色や形状が様々にあるため、近年の住宅建材として非常に多く使用されています。一方で、この建材は寒さに弱いので、寒冷地での使用ができないという弱点があります。

〇重さと特徴で比較〇

スレート瓦は非常に軽量で地震対策に優れた建材です。住宅の上に重さが掛かりすぎると、建物全体のバランスが崩れ、地震などの揺れが起こった際、大きく揺れてしまいます。

軽い屋根材ですと、バランスが良いため、地震があっても倒壊など最悪のケースを防ぐことができます。それでは、他の建材はスレート瓦に比べてどのくらいどのくらい重みがあるのか?

上の図の重さは、あくまで参考なので、出しているメーカーによって建材の重みは異なります。目安として見ても、スレート瓦が非常に軽量で、優れた建材であることが分かります。

②スレート屋根は塗装メンテナンスが必要

「屋根って、見た目を気にしなければ塗り替えしなくていいんでしょ?」というものがあります。果たしてそうでしょうか?

多くの方が、スレート屋根などにほどこされる塗装を、「美観の為」にしていると誤認しています。

ここでは、なぜスレート屋根を塗装しないといけないのか、また、塗装をせずほうっておいた屋根にどんな傷みの症状が起こり、最悪の場合どのような被害を引き起こしてしまうのかを見ていきましょう。

〇建材の主成分から見る塗装の必要性〇

スレート瓦は、85%のセメントと、15%の石綿でできています。スレート瓦自体に防水性は無いため、工場で生産される際、初期塗装を施されます。

つまり、スレート瓦は、表面の塗装に防水性を依存しているのです。そのため、初期塗装の切れる約10年のタイミングで様々な劣化症状がでてきます。

スレート瓦の耐候性や耐久性を長く持続するためには、表面の防水塗装を切らさないことが大切なのです。

〇スレート瓦の構造から見る塗装の必要性〇

スレート瓦の構造と、塗装の必要性を見てみましょう。スレート瓦がどのように、屋根の上に載っていると思いますか?

またどのようなものを使用して接着していると思いますか?下の断面図は、スレート瓦を使用した屋根をイメージしています。

屋根は、野地板と呼ばれる板の上に、防水シートを載せ、スレート瓦を重ねます。重ねたスレート瓦は、釘で打ち付け、止められています。

スレート瓦を固定している釘は、防水シートと野地板を貫通していることです。本来、スレート瓦表面の塗装が防水性を発揮している場合、雨水がついても弾くので問題ありませんが、10年弱経過し、防水性が切れてしまっていると、スレート瓦は水を吸収します。

吸収された雨水は、じわじわと下面へ染みていき、最終的に釘を伝って野地板へ染みていきます。防水シートや野地板にも吸水性があるため、すぐに屋根裏へ雨染みができるという事はありませんが、この状態が何年も続くと最悪の場合、雨漏りという症状になってしまいます。

最悪の事態を防ぐためにも、スレート瓦の塗装は定期的におこない、しっかりと防水性を保ち続ける事が重要だと言えます。

■2.スレート屋根をメンテナンスする場合■

①スレート屋根の劣化の目安

どんな症状が、でてきたらスレート屋根が傷んでいると言えるのか、劣化の写真とともに見ていきましょう。

〇コケの発生〇

スレート瓦の代表的な劣化としてあげられるのが、コケの発生です。先程書いたように、スレート瓦は主成分がセメントなので、表面の塗装が劣化すると、水分を吸収すると、スポンジのようになってしまいます。

その為、日当たりの悪い部分などは上記のようにコケが発生します。コケは水分を蓄える性能を持っているため、吸水性のあるスレートに常時、水を与え続けるという悪循環を起こしてしまいます。

〇釘抜け〇

スレート瓦は釘で固定されていますが、この釘が自然と抜けてしまうことがあるのです。スレート瓦や屋根の頂上部の棟押さえという板金は気温の変化によって、わずかですが膨張、収縮をします。

日中の暑さで膨張し、夜間の寒さで収縮することで、長い年数を掛けて、ゆっくりと釘を外に押し出してしまいます。

これを放置しておけば、釘から雨水がつたい、躯体へ水を浸入させてしまうことになります。

メンテナンスを行なう際には、釘が抜けていないかを確認し、傷んでいる釘は新しいものに変える等の対策を取る必要があります。

②スレート屋根を塗装する場合

実際スレート瓦の屋根をメンテナンスする場合、どのような方法があるのかご紹介します。

一番オーンドックスな方法は塗装です。外壁面の汚れを落とした後、塗装で防水性を持たせます。

スレート屋根を塗装でメンテナンスする場合、足場代を含め、約50万円程度がかかります。屋根のメンテナンスの中では、もっとも安価でポピュラーですが、築年数が経ち、塗装でメンテナンスできない屋根もありますので、業者の方と打合せをしっかりしましょう。

③スレート屋根をカバー工法する場合

古いスレート瓦の上に、新しい屋根を載せるカバー工法というメンテナンス方法があります。新たに乗せる屋根材はガルバリウム鋼板を使用するのが一般的です。

「屋根が重くなってしまわないか?」と不安に思われる方もいるかもしれませんが、旧屋根材の重さと、新たな屋根材のガルバリウム鋼板を合わせても、日本瓦よりはるかに軽いのです。

カバー工法でメンテナンスする場合、足場代を含め、約100万円~150万円ほどかかります。塗装に比べて値段は高くなりますが、塗った場合よりも長く美観性や防水性を保つことができます。また、塗装には適さない、劣化の進行が進んだ屋根にもカバー工法はオススメです。

④スレート屋根を葺き替える場合

葺き替えとは、旧屋根材を一度全て取り除き、新しい屋根材を貼りなおす工事の事を言います。旧屋根材を処分するために、廃材処理費が掛かるなど費用的なデメリットはありますが、耐用年数の長さ、地震対策の優位性から見ると、オススメのメンテナンス方法です。

屋根を葺き替える場合、足場代や廃材処理費を含め、150万円~ほど掛かります。下地材も交換することができるので、すでに躯体に水が入ってしまっている場合には葺き替えをするのが良いでしょう。

また、葺き替えを場合は新たな屋根材の選択の幅が広がります。屋根材に希望がある方は、葺き替えの検討をするのも良いでしょう。

屋根の補修には、上記のようにいくつかの方法があります。

ご自分の家の劣化や経済状況に応じて、選んでいくのが良いでしょう。

■3スレート屋根のメンテナンス時、気を付けたい2つのポイント■

①縁切りをしないと雨漏りの原因に!

いざ、屋根を塗装しよう!と思った時、どんなところに気を付ければいいのか、どんな業者に頼めばいいの分からないと不安ですよね。

ここでは、スレート屋根を塗装する際、一番気を付けたいポイントと、業者選びの目安をご紹介します。

〇スレート屋根の要、縁切り!〇

スレート瓦を塗装でメンテナンスする時、一番大切な作業が「縁切り」と言われるものです。簡単に言うと、スレート瓦の重なり部分に隙間を開け、雨水を逃がす排水口を作るという作業です。

スレート瓦の屋根は、薄い瓦を重ねて施工されます。通常は上記の図のように、瓦と瓦の隙間から水は流れていきます。この隙間が塗料によってふさがれてしまうと、逃げるはずだった水が逆流、さらに内部に滞留し、最終的には釘を伝って野地板や天井裏へと流れていきます。

縁切りを行わない事は、最悪の場合、雨漏れを引き起こす、初歩的な施工不良です。塗料が完全に乾く前に、スケッパーなどで、隙間を人為的に作る必要があります。

〇施工業者を選ぶ目安〇

縁切りはスレート屋根を塗装でメンテナンスする際の、もっとも重要な作業工程です。

業者を選ぶ際には、この「縁切り」の必要性や作業の方法を詳しく説明してくれたか?という目安を持っていてはいかがでしょうか。

②DIYでの補修は危険です!

近年、自分の住まいは自分でメンテナンスしようというDo it your selfの考え方が若い世代を中心に広まっています。

住宅へに関心が高まり、定期的なメンテナンスの必要性を持ってもらうことは、住宅の寿命を延ばす上で重要な事ですが、屋根へのDIYは考え物です。一番の理由は危険だからです。

落下事故による死亡がもっとも高い事が分かります。屋根でのDIYは高所での作業です。建設業に携わる、プロでも5年間に217人が死亡する程、危険が伴います。安全対策への知識や経験のない方がおこなったらどのくらい危険なのか、想像に難しくないでしょう。

屋根のメンテナンスがしたい、どのくらい傷んでいるのか知りたい場合は業者に依頼することをお勧めいたします。

スレート瓦の特徴から、メンテナンスの方法、塗装する場合に気を付けたいポイントについて紹介しました。スレート瓦は、優れた建材で、しっかりとメンテナンスをおこなえば長く使う事ができます。

劣化の目安を自分で知り、定期的なメンテナンスを心がける事が長く、健康な家に住む為に求められています。

自分の家は築何年だったか?どんな傷みがあるのかな?など考えるきっかけにして頂ければ幸いです。

 

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どのくらい費用がかかるのか、とりあえず見積りを知りたいという方、

どんな些細なことでも構いませんよ~(*^^*)お気軽にご相談ください!(^^)!♪♪♪

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