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モルタル壁についてご紹介(‘ω’)ノ
2023年04月17日(月)
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こんにちは!事務の拵です!!
今回は、【モルタル壁について】ご紹介させていただきます(^O^)/
モルタル下地の外壁は、水とセメントと砂を混ぜ合わせた素材で形成された外壁で、日本では、1990年以前に戸建ての家によく採用されていました。現在は、新築の一戸建てには窯業系サイディングが主流になっており、モルタル壁が採用されることは少なくなっています。
モルタル壁は意匠性に優れ、深い味わいのある仕上がりになり、窯業系サイディングのように外壁同士の継ぎ目(目地部分)がなくコーキングの補修が不要といったメリットがあります。
モルタル壁は、年月が経つにつれ表面に施された塗装の防水機能が低下することで、様々な劣化症状が発生してしまいます。
■モルタル壁とは?■
砂とセメントと水を混ぜ合わせた素材で形成される外壁材。
モルタル壁とは、水とセメントと砂を1:2:5の割合で混ぜ合わせた素材で形成されたモルタルの下地によって作られた外壁です。主成分がセメントで構成されており、非常に丈夫なイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、モルタル壁自体の防水性は低いという特徴があります。
そのため、モルタル壁は塗装で表面に防水性を持たせています。この塗装が劣化し、そのまま放置してしまうとモルタル壁に水が浸入し様々な劣化症状を引き起こします。
■モルタル壁のメリット・デメリット■
〇メリット〇
・意匠性に優れる
・質感が良く味わい深い仕上がりになる
・金属製の外壁材のように壁表面が熱くなりにくい
・窯業系サイディングのように目地がなくコーキングの補修が不要
モルタル壁は、意匠性に優れ、様々な仕上がりがあるため味わい深いデザインにすることができます。窯業系サイディングや金属サイディングと比較して、職人の手によって施工するため、より自分好みの家に仕上げることが可能です。
〇デメリット〇
・ひび割れが発生しやすい
・仕上がりに凸凹をつけた場合、汚れが溜まりやすい
・セメントが主成分のためモルタル壁自体の防水性は低い
・工期が長い
モルタル壁で最も注意したい点は、ひび割れが発生しやすいということです。
窯業系サイディングのように外壁に継ぎ目がなく、揺れに対応しにくいためひび割れは必ず発生すると考えた方が良いです。ひび割れは建物内部に水の浸入経路を作ってしまうことになりますので、放置せずにメンテナンスをすることが大切です。
■モルタル壁の仕上げ方■
モルタル壁の仕上げ方には大きく4種類あります。その「リシン」、「スタッコ」、「吹付タイル」、「左官仕上げ」。
【仕上げ方別の特徴】
〇リシン〇
粒状に砕いた石にセメントや樹脂、接着剤などで混ぜたものを吹き付けて仕上げる方法です。
〇スタッコ〇
セメント骨材を混ぜた材料を吹き付けて仕上げる方法です。リシンにさらに厚みを持たせたような仕上がりで、重要感と高級感を表現することができます。
〇吹き付けタイル〇
樹脂などの結合材とけい石、寒水石、骨材などを混ぜ合わせた材料をタイルガンという口径の大きな塗装機で吹き付けた方法を指します。
〇左官仕上げ〇
主にコテを使用して仕上げる方法です。綺麗に、かつ味わい深い表現をするためには職人の熟練した技術が必要です。
■モルタル壁の家の事例を紹介■
■モルタル壁に見られる劣化症状■
〇家の天敵!水が浸入してしまう「ひび割れ」〇
モルタル壁のお家にとって避けては通れないのがこのひび割れです。他にも「クラック」と呼ばれることもあります。
経年劣化により発生したり、乾燥過程で収縮を繰り返すことで起こったり、地震や地盤沈下によって発生したりと原因は様々です。このひび割れには大きさや幅によって、2つの種類に分類されます。
①ヘアークラック
幅0.3㎜以下、深さ4㎜以下のクラックを指します。建物構造、内部の錆びることはないので、メンテナンスの緊急性は高くありません。しかし塗装によるメンテナンスをおこなう場合は補修の必要があります。
②構造クラック
幅0.3㎜以上、深さ4㎜以上のクラックのことを指します。ヘヤークラックよりもひびが大きく、雨水の浸入口になります。放置し、水が浸入することで建物内部の腐食や鉄筋の錆などを引き起こす可能性があるため、コーキングでの補修が必要です。
クラックの周囲をV字(U字)にカットし、プライマー(下塗り材)を塗布した後にコーキング材を充填します。V字(U字)にカットするのは、クラック内部の凸凹を均一にし、プライマー(下塗り材)やコーキング材を密着しやすくするためです。
■触れると粉が付着する「チョーキング」■
モルタル壁表面に触れると、手にチョークの粉のようなものが付着する症状を指します。紫外線により、塗料の樹脂が劣化し、防水機能が失われている状態です。モルタル壁は主成分が、セメントであるため、防水機能が失われると雨水が壁の内部に浸入してしまいます。チョーキングの発生は、お家が塗装によるメンテナンス時期を迎えたというサインだと思いましょう。
■主に開口部に付近に見られる「雨だれ」■
雨が降り掛かったことにより、壁をつたってそのまま筋状に汚れとして跡が付いてしまった状態です。窓などの開口部などの平面に溜まったほこりや汚染物質が、雨水により洗い流されることで発生します。油分などが、混ざる場合もあります。お家の耐久性には影響はありませんが、美観を損なうことになります。
雨だれはこすっても簡単には除去できないため、再塗装の際には汚れが付着しにくい低汚染塗料を使用することをおすすめします。
■水が滞留しているサイン!美観を損なう「コケ・藻」■
塗膜の防水機能が低下し、水が滞留することでコケや藻が発生します。美観を損なうのはもちろんですが、コケは「根酸」と呼ばれる酸性物質を放出し、本来アルカリ質であるセメントを中性化させ素地自体を脆くさせる危険性があります。
メンテナンスをする際には、高圧洗浄機できれいに除去する必要があります。
■塗膜の付着力が低下し発生する「浮き・剥がれ」■
経年劣化により壁表面の塗膜の付着力が低下し、塗膜が素地から浮き上がったり、剥がれている状態です。ここまで進行すると、壁を保護する機能はなくなっています。剥がれた部分から雨水が、どんどん浸入してしまうため、早急にメンテナンスをおこなう必要があります。
以上がモルタル壁によく見受けられる劣化症状です。
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屋根塗装・外壁塗装の工事をお考えの方や、お悩みのある方、
どのくらい費用がかかるのか、とりあえず見積りを知りたいという方、
どんな些細なことでも構いませんよ~(*^^*)お気軽にご相談ください!(^^)!♪♪♪
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