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【鹿児島市】外壁塗装の「コーキング」って何?雨漏りを防ぐ重要性と適切な補修方法を徹底解説

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みなさんこんにちは!事務の拵です!

「外壁の目地にあるゴムみたいなのが、ひび割れてきたけど大丈夫?」 

「外壁塗装の見積もりを見たら『コーキング工事』って書いてあるけど、これって何?」 「サイディングの家だけど、雨漏りが心配…」

お家の外壁について、こんな風に感じている方はいませんか?

特に窯業系サイディングボードの家にお住まいの場合、外壁材と外壁材の間や、窓サッシの周りなどに「コーキング(シーリング)」というゴムのようなものが使われています。

このコーキング、実は普段あまり目立たない存在ですが、お家を雨水から守る上で非常に重要な役割を担っているんです!しかし紫外線や雨風に常にさらされているため、劣化しやすく定期的なメンテナンスが欠かせません。

コーキングについて詳しく解説!!

今回のお役立ちコラムでは、外壁のコーキングは「見えない重要パーツ」とコーキングの2つの大切な役割とコーキングの主な劣化症状3つと放置すると起こるリスクとコーキング補修の2つの方法「打ち替え」と「増し打ち」とコーキング工事の品質を高める重要ポイントとなぜ塗装業者では「コーキングの知識不足」が起こる?について詳しく解説します。

外壁のコーキングは「見えない重要パーツ」

みなさん、お家の外壁をじっくり見たことはありますか?特に最近建てられたお家で多く採用されている「窯業系サイディング」の場合、外壁材の間にゴムのようなものが挟まっているのを見つけると思います。これが「コーキング」または「シーリング」と呼ばれるものです。普段あまり意識しない部分かもしれませんがこのコーキングは、お家を雨水や外部の刺激から守る上で、非常に重要な役割を担っています。

「うちのコーキング、なんだかひび割れてきたけど、これって大丈夫なのかな…?」

そう感じたら、それはお家からのSOSかもしれません!コーキングの劣化を放置すると、見た目が悪いだけでなく、雨漏りなどの深刻なトラブルに発展してしまう可能性があります。

コーキングの2つの大切な役割とは?

コーキングは、外壁材の隙間に充填され主に2つの重要な役割を果たしています。その2つの役割についてそれぞれ詳しくご紹介させていただきます。

・防水機能:雨水の侵入を防ぐ

・干渉剤(クッション)機能:外壁材を守る

防水機能:雨水の侵入を防ぐ

これがコーキングの最も大切な役割です。外壁材の隙間や窓サッシと外壁の間にコーキングがなければ、そこから雨水が簡単に建物内部に侵入してしまいます。

雨水の侵入は、お家の構造材の腐食やシロアリの発生そして雨漏りといった、深刻なトラブルの原因となります。コーキングは、お家を雨水から守るための「防水バリア」として機能しているのです。

干渉剤(クッション)機能:外壁材を守る

外壁材は、太陽の熱による膨張や収縮・地震などの揺れによって常に動きが生じています。この動きによって、外壁材同士がぶつかり合って破損したり、ひび割れたりするのを防ぐのがコーキングの「干渉剤(クッション)」としての役割です。コーキングは、ゴムのような弾力性を持っているため、外壁材の動きに合わせて伸縮し衝撃を吸収してくれます。これにより外壁材そのものの破損を防ぎ、お家全体の耐久性を高めているのです。

見つけたら要注意!コーキングの主な劣化症状3つ

コーキングは、紫外線や雨風に常にさらされているため時間の経過とともに必ず劣化します。コーキングの3つの劣化症状についてそれぞれ詳しくご紹介させていただきます。

・割れ(ひび割れ)

・剥がれ(破断・浮き)

・硬化

割れ(ひび割れ)

コーキング材の表面に細かなひび割れが入ったり、深く割れてしまったりする症状です。これは、コーキング材に含まれる「可塑剤(かそざい)」という弾力性を保つ成分が、紫外線によって抜けてしまい硬くなることが原因で発生します。硬くなったコーキングは、外壁材の動きに追随できなくなりひび割れてしまうのです。ひび割れから雨水が侵入するリスクが高まります。

剥がれ(破断・浮き)

コーキング材が、外壁材との接着面から剥がれてしまう症状です。これは「破断(はだん)」や「剥離(はくり)」とも呼ばれます。

剥がれの原因は経年劣化だけでなく、施工時の下地処理が不十分だったり、プライマー(接着剤)の塗布が不足していたりすることも考えられます。剥がれてできた隙間からは、雨水が直接内部に浸入してしまいます。

硬化

コーキング材が本来持っているゴムのような弾力性を失い、カチカチに硬くなってしまう症状です。これも可塑剤が抜けてしまうことが主な原因です。硬化したコーキングは、外壁材の動きを吸収する「クッション」としての役割を果たせなくなります。その結果外壁材自体にひび割れが発生したり、コーキングが割れてしまったりする原因となります。

なぜコーキングの劣化は危険?放置すると起こるリスク

コーキングの劣化症状を放置すると、2つの様な深刻なリスクが発生してしまいます。その2つのリスクについてそれぞれ詳しくご紹介させていただきます。

・雨漏りの原因になる

・建物の構造材を傷めてしまう

雨漏りの原因になる

コーキングの最も大切な役割は「防水」です。割れや剥がれによってできた隙間から、雨水が建物内部に侵入すると雨漏りが発生します。雨漏りは、壁や天井のシミだけでなく目に見えない構造材の腐食や断熱材の性能低下、さらにはカビの発生といったお住まいの健康を脅かす重大なトラブルを引き起こします。

建物の構造材を傷めてしまう

雨水が外壁内部に浸入し木材などの構造材を常に湿った状態にしてしまうと、木材は腐食してしまいます。構造材が腐食すると、お家の耐震性が低下し大規模な修繕が必要になることもあります。また湿った木材は、シロアリにとって格好の餌場となります。雨漏りを放置することで、シロアリ被害を招き駆除や補修に多額の費用がかかるリスクも高まります。

コーキング補修の2つの方法「打ち替え」と「増し打ち」

コーキングの補修には、主に「打ち替え」と「増し打ち」の2つの方法があります。その2つの方法についてそれぞれ詳しくご紹介させていただきます。

・打ち替え

・増し打ち

打ち替え

既存の劣化したコーキング材を全て撤去し、新しいコーキング材を充填する方法です。

【メリット】新しいコーキング材で完全に充填するため耐久性が高く、最も信頼性の高い補修方法です。

【メリット】厚みをしっかり確保できるため、コーキング本来の性能を最大限に発揮できます。

【デメリット】既存のコーキング撤去作業があるため、費用や工期が「増し打ち」に比べてかかります。

一般的な外壁材(サイディングボードの目地など)のコーキング補修では、この「打ち替え」が推奨されています。

増し打ち

既存のコーキング材を撤去せず、その上から新しいコーキング材を重ねて充填する方法です。

【メリット】既存の撤去作業がないため、費用や工期を抑えられます。

【デメリット】既存のコーキング材が劣化している場合上から新しいものを充填しても、下地の劣化が進んでいるとすぐに剥がれてしまう可能性があります。

【デメリット】厚みを確保しにくい場合がある。

窓サッシ周りのコーキングは、実は「打ち替え」ではなく「増し打ち」で対応するケースが多いです。「サッシ周りのコーキングに関しては、既存のコーキングを撤去する際に下地を痛めてしまって雨漏りを誘発させる可能性がある」からです。

この点については、業界内でも意見が分かれる部分ではありますが私たちスマイルハウス坂口工務店では、過去にサッシ周りのコーキングを打ち替えした上で雨漏りをさせてしまった経験から、基本的には「増し打ち」を推奨しています。ただし、劣化状況によっては打ち替えが必要な場合もありますのでプロの診断が必要です。

プロが教える!コーキング工事の品質を高める重要ポイント

コーキング工事は、ただ隙間を埋めるだけではありません。長持ちする高品質なコーキング工事を行うためには、4つの重要なポイントがあります。4つの重要ポイントについてそれぞれ詳しくご紹介させていただきます。

・既存コーキングの徹底的な撤去

・「3面接着」を防ぐボンドブレーカー

・適切な「厚み」の確保とバックアップ材

・「プライマー」の塗布は絶対!

既存コーキングの徹底的な撤去

「打ち替え」を行う場合既存のコーキング材は、外壁材にカスが残らないように徹底的に撤去しなければなりません。既存のコーキングが残っていると、そこから新しいコーキングが剥がれてしまう「剥離」の原因になります。

「3面接着」を防ぐボンドブレーカー

コーキングは、基本的に外壁材の「両端の2面」に接着することで外壁材の動きに合わせて伸縮します。しかし、奥のジョイナー(外壁材を連結する金具)にも接着してしまうと、3点で引っ張られる状態になり劣化が早まってしまいます。これを「3面接着」と言います。これを防ぐために、ジョイナーに「ボンドブレーカー」という透明なシールを貼ることで奥への接着を防ぎ、健全な「2面接着」を実現します。

適切な「厚み」の確保とバックアップ材

コーキング材は、適切な厚みを持たせることで本来の耐久性や性能を発揮します。厚みが確保できない場合は、「バックアップ材」というスポンジのようなものを隙間に入れてから充填することで厚みを確保します。

また、V字カットといって既存のコーキングをV字にカットして深みを作ってから充填する方法や、サッシ周りでは外壁と斜めに充填して厚みを持たせる方法など、状況に応じた工夫が必要です。

「プライマー」の塗布は絶対!

コーキング材は、実はそれ自体に強力な接着能力はありません。外壁材にしっかりと接着させるためには、「プライマー」という専用の接着剤を塗布することが不可欠です。プライマーを塗らずに充填すると初めはくっついているように見えても、乾燥・硬化後に片側から剥がれてしまう「剥離」が発生しやすくなります。このプライマー塗布も、コーキング工事の品質を左右する非常に重要な工程です。

なぜ塗装業者では「コーキングの知識不足」が起こる?

実は「コーキング作業は、一般的に塗装屋さんの仕事ではない」と言われています。本来は「防水屋さん」が施工する防水工事の一部なのです。そのため、残念ながら塗装職人さんの中には、コーキング作業に対する知識や技術が不足している場合もゼロではありません。だからこそお客様ご自身がコーキングに関する知識を持っておくことが大切です。

 

業者さんから見積もりをもらう際には、「どういう風なやり方で打ち替え・増し打ちをするのか」「プライマーは塗るのか」「3面接着対策はするのか」など、細かい部分まで確認するようにしましょう。

 

屋根・外壁塗装をお考えの方はスマイルハウス坂口工務店にご相談ください!!

外壁塗装における「コーキング」の重要性についてその役割から劣化のサイン、補修方法、そして品質を高めるポイントまで詳しく解説しました。コーキングは、お家を雨水から守り、外壁材の動きを吸収する、非常に大切な部分です。強い日差しや雨風、台風の影響を受けやすい地域です。だからこそコーキングの劣化を見逃さず、定期的に適切なメンテナンスを行うことがお家を長く安全に保つ上で不可欠です。

スマイルハウス坂口工務店へのお問い合わせは、お問い合わせフォームからのご連絡、メール、電話でのご相談、またはショールームへのご来店をお待ちしております。

お気軽にご相談ください。私たちのサービスが皆様の期待に応え、満足していただけるよう全力でサポートいたします。

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